2012年に今すぐ使えるかんたんPLUS Facebook活用大事典という本を出しましたが、来年にもそれの続編に近いFacebook本を出す予定です。
さて,今回の本を執筆してみて思ったことは、Facebookの機能変更・用語変更の多さです。去年からFacebookには様々な機能が入っており、新機能の解説を書く事は予想しておりました。ただ予想外だったのは、微妙な用語の変化です。前回の本を書いた時と機能は変わっていないのですが、使っている用語が変わっていたり、設定できるメニューが微妙に変わっている物がいくつもあり、修正するのに手間取りました。
変更点の一例を説明すると、私が最初のFacebook本を書いた時は、近況を投稿する時は少し前までは「シェア」というボタンを使って投稿していましたが、最近のFacebookでは近況アップデートに表示されるのは「投稿」というボタンに変更ました。ややこしいのは、この「シェア」という言葉は現在でも存在しており、自分のニュースフィードで友達が投稿したコンテンツを共有する時に利用するメニューとなっています。
これはほんの一例で、プライバシーの設定できるメニューやタグ付けの言葉も微妙に変わっています。この変化は普段使っている人にはわからないぐらい小さい変化ですが、私のようなマニュアル本を書いていると、いちいちそれを変更しなければならないので非常にやっかいです。
なぜ、こんな細かい変更を繰り返すのか? Facebook側としてはユーザに使いやすいように常にアップデートをしているという事もあるのでしょうが、個人的にはFacebookのマニュアル類や解説サイトに打撃を与えるためにやっているのではないかと邪推してしまいます。Facebookのヘルプサイトは、Facebookが大々的に発表する新機能だけでなく、このような細かい機能の変更も対応していますが、本屋にならぶFacebook本は紙なので機能のアップデートはできませんし、Facebookの解説をWebで書いている人も細かな機能が変わったからと言って変更しません。そのため、情報がどんどん古くなってしまいます。結果的に最新でもっとも信頼ができるのはFacebookのヘルプとなってしまいます。
ここまで情報が変化されると、自分の被害妄想かもしれませんが、Facebookはそのような効果も狙って細かな用語もどんどん変更ているのかもしれないと思い始めてきました。自分達で正しい情報を出せばマニュアル的なコンテンツもFacebook側で管理できます。既にFacebookはこれだけ大きなプラットフォームになっているのですから、マニュアル的なものでも十分に集客的なコンテンツになるでしょう。これだけコロコロと変わるのですからアップデートに追いつけるのは公式ページ以外では追いつけなくなります。結果的にマニュアル類はFacebookの公式ページ以外は古くなってしまいます。
まあ、さすがにFacebookが「マニュアルを書かせないために細かい変更を行っている」といるというのは、Facebook本を書いている時にFacebookの機能変更に疲れた私の被害妄想ですが(笑) これらの細かい機能変更は少し前のFacebook本の寿命を確実に縮めていますし、それによって結果的に「正しく・最新の情報」はFacebook側に集まってくると思っています。そのため結果的にはFacebookの機能変更はFacebook本や関連のコンテンツの寿命を縮めている結果になっているのかもしれません。
(これは2012年にエントリしたブログ記事を編集したものです。)