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【読書感想】 岩倉具視 言葉の皮を剥きながら

2014/02/11

4167200481 岩倉具視?言葉の皮を剥きながら (文春文庫)
永井 路子
文藝春秋 2011-02-10
 

by G-Tools

(これは2011年に書いて文章を再掲載したものです)

去年の大河ドラマが「龍馬伝」だったことや近年の幕末ブームをうけてか「幕末の志士」の人気が高まっているような気がしています。

その中でも維新前に亡くなってしまった、坂本龍馬や高杉晋作といった人間が人気があり、大久保利通や伊藤博文のように維新後も生き残った人達は(私の主観かもしれませんが)どうも人気が無いような気がしています。

特に本書の主人公である「岩倉具視」は、「維新の志士」の中でも特に「人気が無い」人間の部類に入ると思います。

歴史の教科書を読むと、大久保利通や西郷隆盛のように華々しいイメージもなく、どちらかというと「岩倉使節団」のパッとしない印象や「天皇を毒殺したのではないか?」といった嫌疑をかけられている印象があります。

それでは、実際の岩倉具視はどうだったのか? 今回紹介する「岩倉具視?言葉の皮を剥きながら」は、岩倉具視から、幕末の日本を見たものとなっています。

学生の頃、幕末を見ているとどうしてもわからなかった所があります。例えば、岩倉具視のような下級公家が、どうして最終的に右大臣になったのか? また「尊皇」「攘夷」という言葉は、なぜ結びついたのか? そして岩倉具視は本当に天皇を暗殺したのか?

この本では、このような疑問に答えてくれます。最近の歴史ブームで、幕末に関心を持った人は一読をおすすめいたします。

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