iTunes Storeが1秒間に配信するのは約45曲(2010年当時)

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(この記事は2011年7月30日に書いた記事です。)

4478007721 1秒の世界2?GLOBAL CHANGE in ONE SECOND Part2
山本 良一 Think the Earth Project
ダイヤモンド社 2008-12-12
by G-Tools

1秒の間に世界で何が起こっているのか?、「Think the Earthプロジェクト | Project 005 1秒の世界」を見てみると、色々と1秒の間に色々と起こっているのがわかります。

こちらには「1秒間に世界最大のハンバーガーチェーンに532人が来店」「1秒間に3人が新たにインターネットユーザーになる」といった項目が書かれています。この中で「1秒間に
32曲の音楽が、世界最大級のオンライン音楽ショップからダウンロードされる」という項目がありました。こちらのデータが少し気になったので実際に本を購入して、その項目を読んで見ました。

それによると「世界最大級のオンライン音楽ショップ」というのは、もちろん「iTunes Store」で、2007年に発表された「iTunes Storeの音楽ダウンロードが20億曲を突破」から、iTunes Storeの開始時期からの秒数を出して計算したようです。

このデータだけでも、かなり興味深いですが、データが2007年のデータなので、もうかなり古くなっています。iTunes Storeの利用人数も増えていると思いますので、新しいデータで現在の1秒間のダウンロード数を出してみようとしてみました。

出し方は簡単です、2010年 2月に発表された「iTunes Storeの楽曲販売件数、100億曲を突破」から、iTunes Storeのサービス提供期間を秒数で割れば出てきます。iTunes Storeは、2003年4月に開始されています。面倒なので100億曲突破までを7年と計算すると「60秒×60分×24時間×365日×7年」で、サービス提供期間の秒数が出てきます。秒数を計算すると220,752,000秒という事がわかります。

これに100億を割ると「10,000,000,0000 ÷ 220,752,000」となります。これの答えが1秒あたりの配信数となるはずです。割ると45.3という数字が出てきます。というわけで、だいたい45曲が配信された事になります。4年前と比べると1秒で13曲も多くダウンロードされているのですね。

また、これは過去からの積み上げで計算をしているので、最近の配信はもっと増えているはずです。Appleはすさまじい配信システムを作ったものです…