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ITの未来を考えるなら「メインフレーム」も見ておいた方が良いと思った「IBM System z Bloggers Meet-up」。

しばらく時間が経過してしまいましたが「IBM System z Bloggers Meet-up」にわざわざ会社を早引きして参加してきました。名前の通りIBM社のメインフレーム「IBM System z」のブロガーイベントです。以前もメインフレームのブロガーイベントに参加しましたが、その時は実物のメインフレームは見られなかったのですが、今回のブロガーミートアップでは、メインフレームの実機も見られるということで、IBMさんのラボに言ってまいりました。

他の参加された方の感想は下記の通り

クラウド時代のメインフレームの価値とは?:『ビジネス2.0』の視点:ITmedia オルタナティブ・ブログ

IBM System z Bloggers Meet-upに参加してきた - @SRCHACK.ORG(えす・あーる・しー・はっく)

いつか、そのとき、あの場所で。 | [IT][System z] IBM System z Bloggers Meet-up に参加してきた。 #Mainframe50jp

イベントは、最初はCUPAの・林さんの講演でスタート。最新のクラウド動向を、わかりやすくコンパクトに解説されていました。確かに勉強にはなりましたが「なぜ? メインフレームのイベントでクラウドの動向の解説が?」と思っていたのですが、IBMさんのメインフレームは「OpenStack」が利用できるのですね。「OpenStack」をたたいてメインフレームの内部リソースにアクセスするようなイメージだと思います。

林さん

林さん

次にIBM System z エバンジェリスト 北沢さんから「IBMクラウド戦略とメインフレーム」についてご説明がありました。

IBM System z エバンジェリスト 北沢さん

IBM System z エバンジェリスト 北沢さん

こちらの講演の内容は、上記でご紹介した他の参加者のブログに詳細が掲載されいるので、そちらをご覧になっていただければと思いますが、個人的に驚いたのは、その性能の進歩です。1993年頃の銀行オンラインシステム(メインフレーム × 2台)が500MIPSだったのに対し、2012年に登場したメインフレーム「zEC12」は、1台で78000MIPSと20年弱で156倍の性能となっています。

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ムーアの法則に乗っ取っているから、当たり前だと思っていたのですが、他社がメインフレームをそれほど注力しなくなった現在でも、開発・研究を続け、毎年出荷されているということを考えると、オープンなサーバが普及した中でも、着実に性能を上げていったことがわかります。(メインフレームチップの変遷については下記のVineの動画で6秒で見ることができます。)

また「Fabric-based Architecture(ファブリックベース アーキテクチャ)」の解説も非常に勉強になりました。サーバの構成する基本要素、CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークは、CPUの「ムーアの法則」に代表されるように毎年、性能が上がっていきますが、特にネットワークの進歩はすさまじく、この数年間でメモリの性能(詳しく聞かなかったのですが、恐らく帯域幅)が数倍の性能アップ止まったのに対し、ネットワークは10倍以上の性能が伸びているとのことです。

今まではメモリとCPUは1つのボードでにしておく必要がありましたが、将来的にはCPU、メモリ、ストレージなどを資源を全てプール化し、高速なスイッチ基板や光ケーブルで密連携をさせるとのことでした。これが実現するとコンピュータの資源を一限管理し、システム内部の負荷に応じて最適なリソースを配分できるとのことでした。

参加者の中からも声があがりましたが、元々クラウドを支えている「仮想化」の技術は「メインフレーム」で開発・進歩してきたということもありますし、1台のコンピュータのCPUの処理時間を複数の人数で利用できるようにする「タイムシェアリング」の考えは、巨大なシステムの一部を利用する「クラウド」の考えと元々は同じものです。「メインフレーム」の思想・技術は現在でも活かされるのでしょう。

ちなみに、北沢さんにはFacebookページもあるのですね。IBMさんはエンタープライズ情報でも、積極的にソーシャルを活用されているのですね。

「メインフレーム」は、古くは「ダウンサイジング」や「オープン化」というキーワードの普及により、とうの昔に滅んでしまったような感覚がありますが(少なくとも、私は前のイベントに出るまでそのように感じていました。)しかし、前回と今回のイベントに参加して認識を改めました。クラシカルな言葉とは裏腹に最先端な技術を詰め込んだ「メインフレーム」は、見ておくと将来的なIT技術のトレンドをつかめるかもしれません。

講演が終わったら、参加者の方とディスカッションを行い、一番のメインイベントであるメインフレームの写真撮影が始まりました。私も何枚か撮影したのですが(下のが私が撮影した物)、やはり皆さんが撮影したものの方が雰囲気が伝わりますね…

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フロントカバーを開けたところ

フロントカバーを開けたところ

操作端末はレノボ!

操作端末はレノボ!

これは冷却液かな?

これは冷却液かな?

 

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ちなみにIBM System zのFacebookページにはフロトパネルが開いた写真zEnterprise EC12搬入状況が見られます。

最後に、IBMの皆様、貴重な機会をありがとうございました。

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