さくらインターネットに戻ってきてから7年が過ぎた

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お疲れ様です、横田です。これは「さくらインターネット Advent Calendar 2017」の12月1日の記事です。

私はいわゆる「出戻り組」で、さくらインターネットに入社するのは2回目です。2回目の入社から丸7年がすぎたので私の7年間を振り返ってみたいと思います。

とは言え、戻ってきてからの私の7年間で肩書きや所属はそれなりに変わったのですが、基本的には私のやっている事はかわらず、主にサービスの運営、それと新製品と新機能の企画などをやっています。私の現在の肩書きは「エバンジェリスト」ですが、現在もメインの業務はサービスの運営や企画を行っており、その間に講演活動をやっている形です。

というわけで「データセンターの企画職」という観点から、自分のキャリアを振り返ってみたいと思います。

《結局、私は7年間、何をやってきたのか?》

2度目の入社時は、私は出来たばかりの部署である「新規事業室」というところに配属となりました。名前の通り新規の事業を作る部署だったのですが、紆余曲折ありまして「さくらインターネット研究所」と共同で「さくらのクラウド」を作ることになりました。

まずは、メンバーごとに課金・API・ネットワーク・運用・サーバ設計などなど色々と担当が分れて調査・開発を行ってきましたが、私はチームの中ではエンジニアではない唯一のメンバーで「開発・運用以外」の全てを行っていました。

具体的な仕事と言えば、大きなところでは初期の基本機能の確定や、予算の調整、小さいところで言えば開発合宿をするための合宿所の予約やサーバやネットワーク機材の発注などをやっており、その他にもサポートの補助やWebサイトの原稿書きなど他部門と調整をしながら実施する業務も行いました。

よく「企画やプロダクトマネージャーの仕事は雑用がメイン」という言われております。やってみてわかるのですが、製品を作りそれを実際にサービスとして販売するまでには色々とやらなければいけない事が多々あります。

例えば、チーム外との調整業務やちょっとした周知文章の作成、またサービスサイトに掲載する文章の草稿といった仕事、さらに広報で利用するキャラクターの声優決めといった事もありました(笑) これらの作業の1つ々は、それほど大変な仕事ではありませんが、量が多くなり関わる人間が多くなってくると、なか々大変になってきます。「企画業務が雑用」と言われる所以は業務が幅路広いこともあるのでしょう。

また、サービスの販売についてマーケティング施策を考えなければいけません。例えば、自分が担当する製品の知名度をあげるためのPR活動や売れる仕組みを構築するのも仕事の1つです。製品がリリースした後は、私の仕事はそちらにも力を入れる必要がでてきました。私は1?2週間に1回は、どこかでプレゼンをしておりますが、これもその活動の一環です。

と、現在では「さくらのクラウド」だけでなく「さくらのVPS」も担当しておりますが、基本的には活動内容は大きくは変わらず、このような活動を7年間変わらずやってまいりました。

10年前ならともかく、今ではサーバを利用する場合「クラウド(=IaaS)」を利用するケースが大多数だと思いますし、インフラエンジニアであれば「クラウド(=IaaS)」を利用したことがない人の方が珍しいでしょう。

しかし「クラウドを利用したことがある人」は多くても「クラウドを作ったことがある人」はかなり限られてくるのではないでしょうか? しかも社内に閉じた「プライベートクラウド」ではなく、一般に開放されている「パブリッククラウド」を作った事がある方は非常に限られていると思います。

そのような中「さくらのクラウド」と「さくらのVPS」に関係できて非常に良い経験をさせていただきました。