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小さな無駄を刈り取ったら、チャンスを逃がしてしまうのではないかという話

2014/02/22

○辞めた社員のためのメーリングリスト

いつも通り技術系の勉強会の懇親会に参加した時に、ある大きなシステムエンジニアの会社の管理職の方とお話をする機会があり、なぜそんな話になったのか覚えていませんが、その会社には退職者専用のメーリングリストがあるというお話をお訊きいたしました。

なぜ、そんなメーリングリストがあるのか、不思議に思っていたのですが、その人曰く「優秀なヤツは辞めた後も仕事を持ってきてくれる、メーリングリストの維持だけでビジネスチャンスが広がるのであれば安い物」とのことです。

退職者ということで「つながり」を断ち切らず、一度「縁」があった人間とのコミュニケーションを継続するために、このメーリングリストは利用されているとのことでした。

この話を聞いて、私はかつて自分が通っていたビジネススクールのメーリングリストを思いだしました。

○とあるビジネススクールのメーリングリスト

私が通っていたビジネススクールでは、30代ぐらいのビジネスマンを中心にマーケティングやビジネスに対する考え方を教えていました。このビジネススクールでは、マーケティングなどの授業以外でもクラスメイトとのコミュニケーションが重要と説明をしており、授業でも利用したメーリングリストは、授業期間が終わった後でもクラスの交流のために残しておくという説明をしていました。実際、私が所属したクラスでは3ヶ月の授業が終わった後でも、メーリングリストで連絡を取り合い半年に1回は飲み会が開かれていました。

緩やかに運営されていた、このビジネススクールのメーリングリストですが、あるビジネススクール側から突然閉鎖される事になりました。これは、このビジネススクールの方針が変わったのか、それともメーリングリストという方式ではコミュニケーションが取れなくなったのかわかりません。ただ、私が所属していたクラスは元々のビジネススクール側の狙い通り、メーリングリストで連絡を取り合い、半年に一度は会っていました。

○小さな無駄刈り取る必要があったのか?

結局、自分達のクラスのメーリングリストは、自分が契約しているレンタルサーバ機能にあるメーリングリストに移転して、細々とメールのやり取りをしていますが、メーリングリストの廃止をきっかけにコミュニケーションが無くなってしまったクラスもあるでしょう。スクール側の事情は、よくわからないのですがメーリングリストのコストがそれほど大きくないのであれば、わざわざメーリングリストを廃止するのではなく残しておいても良かったような気がしています。

一見無駄だと思うことでも、それほどコストがかからないのであれば、それがきっかけで何かコミュニケーションが起こる場合があります。もしかしたら、小さなコストを「無駄」と切り捨てる事で、大きなチャンスを逃している事が普段の日常でもあるのかもしれません。

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