3月22日分のバックスラッシュ 「Happy Birthday to me」

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 本日分のP2P todayを更新した。今日のTOPは「2つのマルウェア発生、Winny上で個人データ流出中」を持ってきた。

 この記事では「君子危うきに近寄らず」という言葉を使っているが、確かに、WinnyのようなP2Pファイル共有ネットワークでは、共有するファイルの信頼性を保証してくれるものが無いと言っていい。

 P2Pを使ったファイル共有ネットワークはコンテンツの拡散には威力を発揮するが、流れているコンテンツの「信頼性」を保証することは難しい。さらに言えば、現状のP2Pをファイル共有ネットワークでは流れているコンテンツに対して課金を行うことは難しい。ただ逆に言えば、この2点がクリアできれば、P2Pを使った「ファイル共有ネットワーク」は、非常に強力な「コンテンツ配信ネットワーク」になるはずだ。

 最近では、P2Pを使ったファイル共有ネットワークで自分の作品を配布し、売り上げを伸ばしたといった例も出てきている。現状では「いかにしてP2Pを使ったファイル共有ネットワートから自分達のコンテンツを守るか?」というソリューションが多いが、今後は「いかにして、P2Pを使ったファイル共有ネットワークから、売り上げを立てるか?」といったソリューションが注目を浴びるのだと思う。

コメント

  1. 横田真俊 より:

    ちなみに、どうしてタイトルが「Happy Birthday to me」かというと、22日が私の誕生日だからです(苦笑)

  2. たこしゃぶ より:

    コンテンツの信頼性を高めたり課金システムとかは、そう遠くない未来に実現できるんじゃないですかね 技術的には。
    問題なのは むしろ参加者の権利をどうするかということじゃないですか
    共有ソフトにしろ グリットコンピューティングにしろ不特定参加型のP2Pの場合はね
    運営側の都合だけじゃなかなかねえ…..
    なにせ参加者はPCやら通信設備を提供してくれてるわけですから。