横田です。エンジニアからは営業と言われ、営業からはエンジニアと言われています…
まあ、実際のところ私はテクノロジ系の記事を書いたり、人前でクラウドについてしゃべる機会もありますが、エンジニアではなく文系の企画職です。なので、実際にコードを書いたり、サーバやネットワークの設定をしているわけではありません。
とは言え、チーム内の人間のほとんどがエンジニアです。彼らが話す内容がまったく理解できなければ、コミュニケーションも取れませんし、チームに貢献することもできないでしょう。
そこで、今回は、私が読んでみて非エンジニアの人達が、エンジニアチームに入った場合に役に立ちそうな本をまとめてみました。もし、非エンジニアの人がこれらの本を読んでおけば、ある程度はエンジニアの話す内容が理解できるようになるかもしれません。
《インフラエンジニアの教科書》
インフラエンジニアの教科書 佐野 裕 シーアンドアール研究所 2013-10-26by G-Tools |
「インフラエンジニア」について書かれた初心者向けの本です。かなり基礎的な事から書かれているので、ある程度インフラについてわかっている方は読まなくとも大丈夫かもしれませんが、そういう人でも復習代わりに読んでおくのも良いと思います。
[関連リンク]
・“インフラエンジニアの教科書”を読んで – tatsuyafwの日記
・[書評] インフラエンジニアの教科書 | tama’s memo
《チーム開発実践入門》
チーム開発実践入門 ~共同作業を円滑に行うツール・メソッド (WEB+DB PRESS plus) 池田 尚史 藤倉 和明 井上 史彰 技術評論社 2014-04-16by G-Tools |
もし、自分がエンジニアではない場合でも、自分のチームがどのようなツールを利用して、どのような開発スタイルなのか知っておくにこしたことはないでしょう。「チーム開発実践入門」は、チーム作業をスムーズに行うため開発・運用手法やツールを紹介しています。この本を読んでおけば、自分のチームがどのような手法・ツールを使っているのかを確認できると思います。
[関連リンク]
・DevOps時代の必読本「チーム開発実践入門」: プログラマの思索
《アジャイルサムライ》
アジャイルサムライ??達人開発者への道 Jonathan Rasmusson 近藤 修平 オーム社 2014-06-25by G-Tools |
もしあなたがエンジニアではないのに、エンジニアのチームに入った場合は、期待されているのはコードを書いたり、サーバの設定をすることを求められているのではなく、プロジェクトの管理を期待されている事が多いと思います。
「アジャイルサムライ」は、プロジェクトを進める上で「何が重要なのか?」といった事を解説してくれる本です。「アジャイル」という言葉に縁が無いようなプロジェクトでも、どこを押えておくべきかがわかると思います。
[関連リンク]
・書評:アジャイルサムライ?達人開発者への道 – Digital Romanticism
・書評要約まとめ「アジャイルサムライ」- アジャイル開発の真髄 – Bookhacker
《Team Geek ?Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか》
Team Geek ?Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか Brian W. Fitzpatrick Ben Collins-Sussman 角 征典 オライリージャパン 2013-07-20by G-Tools |
アジャイルサムライが「プロジェクト」に主眼を置いていたのに対し、この「Team Geek」は「チーム」に焦点を当てたものになっています。本書のテーマとなっている「謙虚」「信頼」「尊敬」は、常に持っておきたい物です。
[関連リンク]
・【書評】Team Geek ?Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか | Time to live forever
・[読書メモ]Team Geek – Googleのギークたちはいかにしてチームを作るか – harukazepcの日記
《まとめ》
というわけで、ここ1〜2年ぐらいで読んだ、自分が印象に残っている本を中心にまとめてみました。特に「Team Geek ?Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか」はエンジニアでなくとも「チームとは何か?」ということを考えるには非常に役立つと思いますので、この中でも特にオススメです。