横田です。ブログと言えばwordpressですが、最近では軽量ブログの1つである「Ghost」が注目を集めています。
ただ、このGhostはNode.jsが必要だったりするので、通常のレンタルサーバではインストールが難しく、VPS等のroot権限が利用できるホスティングサービスで色々と設定が必要な場合があります。正直、ブログツールをインストールするためだけに、色々とコマンドを覚えるのは面倒です。
そこで、今回はDockerを利用してコマンド一発でGhostをインストールする方法をご紹介したいと思います。適当なサーバとDockerがあればいつでもGhostをインストール可能です。今回はCentOS 6.6の環境でDockerを利用してGhostをインストールする手順をご紹介したいと思います。
《Dockerのインストール》
まずは、Dockerをインストールしましょう。以前ご紹介した「Dockerを利用して自分だけのRSSリーダ「Tiny Tiny RSS」をコマンド一発でインストールする。」と同様の方法でDockerをCent OSにインストールします。下記のコマンドを実行してください。
sudo yum install docker-io
このコマンドを入力してDockerをインストールした後は、下記のコマンドでDockerを動かしてみましょう。
sudo service docker start
最後にDockerの自動起動の設定を行います。
sudo chkconfig docker on
これでDockerのインストールは完了です。
《Ghostのインストール》
Dockerをインストールしたら、その上にGhostをインストールします。
下記のコマンドでGhostを起動してみてください。
docker run –name some-ghost -p 80:2368 -d ghost
うまくいけばGhostをインストールできます。
GhostをインストールしたらブラウザからGhostにアクセスしてみましょう。VPSなどのIPアドレスが付与されているサーバであれば、自分のサーバのIPアドレスをブラウザに入力すれば下記のような画面が出てくると思います。
この画面が出てきたらブラウザから「(IPアドレス)/ghost」と入力するとGhostの設定画面が表示されます。ここからブログの名前やパスワードを入力すれば設定完了です。
《まとめ》
Ghostなどのブログソフトなどを利用してみたいと思っていても、レンタルサーバでは利用できなかったり、VPSなどで利用しようとすると色々と面倒な設定が必要な場合もあります。ただ、これはDockerを利用することで、私のような初心者でもインストールが簡単になっています。
これからは、何らかのサーバソフトウェアを配布する場合は、とりあえずDockerで作っておくことが必須になるかもしれません。
《おまけ》
VPSやクラウドのサーバが無い方は、「さくらのクラウド」の2万円分クーポンをインターネット上で無償配布するキャンペーンが2015年6月30日まで開催されておりますので、そちらをご利用ください。
[参考]
・ghost Repository | Docker Hub Registry – Repositories of Docker Images