井上「大変なことが起きました。FさんとIさんがケン・トンプソンとデニス・リッチーを知らない、と言っています」
佐々木さん「え、それはひどい…」しかし、落ち着いて考えれば、知らないことは罪ではありません。むしろ歴史を正しく伝えなかった大人が罪を負うべきです。ただ、こういう基本的なことは誰がどこで教えるべきなのか難しい問題です。
Unixの歴史を書いた「Unix考古学 Truth of the Legend」が4月28日に発売されます。価格は2,808円。本書は、UNIX専門誌『UNIX USER』にて2003 年5 月から2005 年6 月まで掲載された物をベースにUnixの歴史をまとめたもので、Unixの歴史とある通り、前半はUnixの開発者であるケン・トンプソンとデニス・リッチーを中心にまとめられ、後半からはインターネットやUnix から派生したBSD を中心に解説されています。
今回は縁があって、本書の前書きを横田が担当しておりますが、プログラマやITエンジニアであれば、コンピュータ史・インターネット史に関心が無くとも、自分達が使っているツールの歴史について知っておいた方が良いと思います。もし、あなたがケン・トンプソンとデニス・リッチーを知らないのであれば、今すくこの本を予約すべきですし、知っているのであれば、さらに詳しくなるため本書を予約した方が良いと思います。
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・「Unix考古学 Truth of the Legend」