ここ最近、RSSリーダーサービスのサービス終了が続いている。6月にははてなRSSが終了し、フレッシュリーダーも開発が終了した。また最近では、オンライン型のRSSリーダの草分け的存在であったBloglinesもサービス終了を決めている。
いわゆる「Web2.0ブーム」の時はRSSリーダーも非常に注目を集めたし、現在でRSSリーダのファンは多い。しかし、これらのサービスが停止している事を考えると、RSSリーダが徐々に情報収集のメインツールでは無くなっているような印象がある。
それでは、なぜRSSリーダが情報収集のメインツールで無くなったのだろうか? それは、RSSリーダを使わなくても情報を収集できる方法が出てきたからだろう。例えば、Twitterなどのソーシャルメディアがそれだ。Twitterでは、既に様々なニュースサイトがTwitterアカントを開設して情報を発信している。RSSリーダーで配信している情報をTwitterでも受け取れるのだから、わざわざRSSリーダーを立ち上げなくても情報が入ってくる。
また、ニュースサイトの情報だけで無く、Twitter上の様々なユーザが情報を知らせてくれることもある。自分の関心に近い人をフォローすれば、自分が欲しい情報も入ってくることがあるし、自分がチェックして無いような情報も入ってくる。
この流れは、Twitterだけではない。Facebookの「いいね!ボタン」、mixiの「mixiチェック」、GREEの「いいね ボタン」などの各種ソーシャルメディアに広がってきている。何かしらの面白い情報や自分と関係のある情報は、自分が登録した「RSSフィード」では無く「他人」から得られる機会も多くなっている。
もしかしたら、RSSフィードを登録して情報を収集するよりも、Twitterなどのソーシャルメディアを使って「人づて」に情報を収集した方が効率が良くなっているのかもしれない。
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この文章は2010年11月にエントリしたものを再掲載したものですが、Google Reader、ライブドアリーダの終了を考えると、やはりRSSリーダはTwitterなどのソーシャルメディアに負けたのでは無いかと思っております。